神奈川高校野球ステーション > 2008年8月14日の試合結果
第90回全国高校野球選手権記念大会13日目。北神奈川代表・慶應義塾は、5年連続出場の青森山田と対戦。4万6千人札止めの大観衆の中で熱戦が繰り広げられた。
慶応は1回裏一死二塁、主将・山ア錬の中前適時打で先制。2回以降は投手戦が続き、慶応守備陣は再三の好守でエース・田村圭を盛り立てる。7回表二死無走の場面で、青森山田打線を3安打に抑えていた田村から2番手・只野尚彦にスイッチ。先頭打者に二塁打を浴びるが、後続を遊撃手・斉藤雄太の堅守で守り抜く。その裏、先頭の只野が四球で出塁。犠打と内野安打で一死一三塁のチャンスを作り、溝口透麻がスクイズを決めて貴重な追加点。硬直状態が続いた展開の中で、先に動いた慶応の決断力が勝利をたぐり寄せた。
慶応は、田村−只野の“慶投”で2試合連続の完封勝利。イニングの途中での投手交代について、上田誠監督は、「回の頭から入るとリキむ、という横浜高校の部長からのアドバイスを実践してみた」とコメント。夢の神奈川県勢決勝対決に向けて、まずは慶応がベスト8に進出。慶応の夏ベスト8は88年ぶり。夏の大会の3勝は92年ぶり。
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